FBに一年前の投稿が流れてきたのでブログに転載です。

長文です。
CANON 5D mark4 の wi-fi 機能と、wi-fi 機能そのものについてのお話し。

■CANON 5D mark4 の wi-fi 機能

カメラの機材的なことはあまり好きではないというか「知らない」ので普段からあまり書かないのだけれど、「知らない」人だからこそよく対処方法もわからず遭遇しているのかもしれないことについて。

mk3時代から案件によってダブルスロットのSDをeye-fiにしてiPadに飛ばすということをよくやっていた。スタジオと違って動き回って撮ることがほとんどなのと、1人で行く案件が多いのでパソコンまで持っていくことはほぼないので、そんな組み合わせでやることが多く。

eye-fiは転送がいまいち弱く、周りの環境によってもカードの情報を捕まえられないことが多発して、肝心な時に飛ばないということもあったけど、まあそれなりには使えていた。

その後、二桁機だったか、ボディにwi-fi機能がつくようになってmk4にも搭載されることになり、うちの現場でも使用することに。
しかし一発目の案件でいきなり転送中にカメラがフリーズして電池の抜き差し以外はなにも反応しないという現象に遭遇。
感覚としてはシャッターを多く切ってどんどん転送かけていると、処理が間に合わなくなりついには固まる、というイメージ。フリーズしなくても転送ガリガリやってると、画像の再生がままならなくなるし。

シャッターのドライブはワンショット、転送する画像はJPGのMなのでそれほど負荷がかかっているとは思いにくい…。最大のRAWをバッファーギリギリまで連写で飛ばしている訳ではなく。

一発目の案件で発生したけれど、まあ電池の抜き差しをすれば(ってそれしか対応方法がないというのもどうかと思うけど)復旧したので当日は様子見。

その後、wi-fiを使わない時はフリーズは一切起こらず…。
が、wi-fi 使う機会があったのでやってみると同様な現象が…。

キヤノンに問合せた所、いつものように「そういった現象の報告は受けていません」とのこと。
実機を預かってみないとなんとも…というのにはもちろん納得できるのだけど、出している暇ないんだよなぁ…。まあ、もう1台か2台買えばいいのだけど、30万くらいだしねぇ。

wi-fi機能を使う案件では5回中4回は発生するイメージ。
しかし、一つの案件中に多発するという感じでもなく。

wi-fiを使う案件は、それほど時間に追われている撮影ではなく、mk3に振り替えても対応ができるので特にその場でどうこうということはないのだけど…。
本当にうちだけで発生している特有の案件なのかなぁ…。キヤノンさんはよくいうからなぁ…「そのような事象の報告は受けていません」って。

まあまた調べて貰おうとは思うけれど、みんなはそんなことは起きてないのかな…。

■wi-fi 機能そのものについてのお話し

そして wi-fi の機能について思うこと。
便利な機能なんだけど、なんかちょっと的な違和感を覚えつつ使っているのも事実。

撮ってる最中に確認できるのは本当にメリット。
クライアントさんの安心感にもつながるし。

でもなぁ…飛ばしたものをすぐに見てもらって、満足してもらう画像を撮らなければ、ということで、本当にごく僅かにシャッターを押す指にずれが出てしまっているような気もしている。

そんなこと気にしなければいいのだけれど、ついわかってもらいやすい画像を撮ることに、ごく僅かだけどシフトしてしまうことがあるような気がしている。純粋に、オレはこう撮る、というところではなく、こう撮ったらいいよね、にごく僅かにシフトしている感じ。まあこれは自分が悪いのだけど。

それと現場の雰囲気。

写真は撮る人と撮られる人との関係性で作り上げられていくもの。
現場ではそこの空気がいちばん大切だと思うのだけど、wi-fiで飛ばしている先の画像に、撮る人と撮られる人以外の現場の空気が行ってしまうのが、実は結構、嫌いだったりする。

こっちで撮ってるんだから信用してこっちに集中して欲しい。

そんな感じ。
いや、便利なんだけどね。ほんと便利なんだけど。